携帯の話のように、確保したにもかかわらず、ずっと頭から離れなくて不安でたまらないときの対処法。
①ヘリウムの入った風船をイメージして、そこにイメージで「携帯」と書くか、携帯の見た目を風船に描く。
②それを手放すところをイメージする。
これだけ。これだけ?と思うけれど、カウンセラーいわく、これがけっこう効くとのこと。なにか手放さなければいけない思念にはまってしまっているときに、今でも使ったりしている。
「アダルト・チルドレン癒やしのワークブック」の中に出てきた「新しい過去を作るワーク」でもやったけれど、人のイメージの力というのは強い。人のメンタルというものは、意外にも単純なものだったりする。
他にも不安症のワークショップで習った「不安になってしまったら」のまとめや、カウンセラーから教わった「転換点を作るV音」もある。
一番簡単なのは「不安症対策の呼吸法」。深呼吸のやりかたなのだけれど、これでやるとゆっくり呼吸ができて深くなる。「心が開いた」でも書いたけれど、焦っているときというのは呼吸が浅くなっているので、呼吸を深くするだけでも全然違う。
カウンセラーに言われたことだけれど、落ち込んでいるときにはヨガなど体を動かすのがいい。でも体も動かせないほど落ち込むこともある。私も、ベッドの上で空を見上げていることしかできないこともあった。うつで何年も寝込んでいる人もいるだろう。そういうときでも、呼吸ならまだできる。「ヨガ開始」のころに習った「Bee Breath」など、ヨガにも様々な呼吸法があって、これもヨガの一つ。寝床でヨガもできるのだ。
のちのちヨガの「Ujjayi Breath(ウジャイ・ブレス)」というのを習って、今ではこれを一番よく使うようになった。自分に合ったものを用意しておいて、はまってしまったときに使う。最初のころはなかなか思いつかないのだけれど、やっているうちに「こういうときはこれ!」とすぐ思い出せるようになってくる。最初は壁に貼っておいてもいいかもしれない。そうやって対策を用意しておくことも、焦っても大丈夫なのだと安心につながっていった。