瞑想法

自分がないということ

魂からの癒し チャクラ・ヒーリング」の中に、以下のような図があった。「アダルトチルドレンについて」で書いたものと同じだ。

flower a

aが示している人は、家族、友人、仕事、恋人、経済的安定によって支えられています。けれども彼女の核は空っぽで、内面の強さはほとんど持ち合わせていません。これらの支えの一つでも失われれば―たとえば夫に捨てられそれと一緒に経済的安定を失ったとしましょう―その喪失に彼女がうまく対処できる可能性は低いでしょう。再び安定を取り戻すために必要な内面の資産を彼女が見つけられるまでは、「神経失調」に陥る可能性もあります。

flower b

bが示している人は、家族、友人、仕事など、全く同じ要素に支えられていますが、同時に自分が何者であるかをよく知り、しっかりした自尊心と自信、つまり力強い核を持っています。外側のサポートのどれかが失われればもちろん悲しみはしますが、その内面の強さによって、神経失調に陥ることなくその状況に対処し、耐えぬくことができるでしょう。

実家で自分の核を育ててもらえなかった私は、「経済的安定」や「仕事」のちには「夫」によって自分自身を支えて生きてきた。だから「お金に関するトラウマ」に書いたように、会社が傾いてくるととたんに恐怖に駆られた。

本には、自傷でしょっちゅう救急病棟に運び込まれていた男性の話が書かれていた。

彼には話をする人がおらず、病院に運び込まれてくると人に話を聞いてもらえるため、この行為を繰り返していると著者は判断した。そこで彼に、「普通に頼めば喜んで話を聞くけれど、また自分を傷つけてやって来たら話は聞かない」と話した。数日後に彼はまた自傷で運ばれてきたけれど、著者は会わなかった。彼は怒って帰っていったけれど、その一週間後に普通に病院に来て、著者に「会いたい」と言うことができた。そこで著者は会って話をたくさん聞いた。

彼は幼少期の体験からルート・チャクラがブロックされており、自分がどこかに根を持ち帰属しているという感覚がなく、自尊心も低く、自分も人間として大きな可能性を持っているということがわからなくなっていた。彼にとって家庭の中で悪い子でいることが唯一、人の注目を集められる手段だった。怒鳴られて叩かれたものの、注目されないよりはましだったのだ。

いわゆる「グレる」子供が多かった時代は、子供の核を育ててあげられない親が多かったということだ。またその後も内容を変えて、グレる子供たちは後を絶たない。それだけまだまだ、問題のある親が多いということになる。

著者はまずこの男性に、①わめいたり自分を傷つけるのではなく、普通に話せばずっと聞いてもらえる確率が高いことを教えた。それから次に、②聞いてもらえたとしても自分の要求がいつも通るわけではないことも教えた。また③自分のニーズの中には、人に頼らず自分自身で満たさなければならないものがあることも学んでもらう必要があった。

そしてヒーリングでルート・チャクラとセイクラル・チャクラのブロックを取り除き、スロート・チャクラのブロックを取り除いて健康的なコミュニケーションを可能にした。彼は空っぽだった自分の核を少しずつ満たしていき、外側にばかり求めていた愛や悲しみ、喜びに対するニーズを自分で埋めていった。

人間は誰でも、衣食住という基本的な必要に加えて、「愛」「支え」「悲しみ」そして「触れ合い」を必要とする。でもこれを外から与えられるものだけに頼っていると、自分を無防備にさらし、危険な立場に置くことになってしまう。人が与えてくれるかどうかで、自分の生死が決まってしまうからだ。

だから自分のニーズをできる限り自分で満たし、それと同時に、本当に外から受け取る必要のあるものはそこから受け取れるよう、自分とも外の世界とも健全なコミュニケーションができるようになることが必須だ。自分を無防備で危険な立場から、安心できる立場に移すことで、自分を守る。上の図のを作り、外から満たし続けてもらわなくても生きていけるようになる。

本来なら、親元で育つ中で核を育ててもらえるのだけれど、毒親育ちはそれをしてもらえなかった人たちだ。親自身が核がない人だったから、それを支えさせられていたために、自分の核を育てることができなかったのだ。

まずは親の核を支えることを止め、そこから自分の核を育てていく。大変な作業だけれど、やる価値はある。

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「魂からの癒し チャクラ・ヒーリング」

最後に一冊、ヨガの本を買ってきたかったので探したのだけれど、いいものがなかった。

そこで古本屋をあさっていると、そこにこの本があった。ヨガの本ではなかったけれど、なぜかひかれたので直感を頼りに買うことにした。大正解だった。

chakra healing

「魂からの癒し チャクラ・ヒーリング」ブレンダ・デーヴィス著、三木直子訳
(左は原書、”The Rainbow Journey: Seven Steps to Self Healing” by Brenda Davies)

チャクラについて」でもまとめたけれど、どういうことによってどのチャクラが傷つき、どうやってそれを治していくかが詳しく書いてある。著者が薬剤師、外科医を経た精神科医であるという点もおもしろかった。体と心を総合的(Holistic)に分析しているのだ。

最初にチャクラの状態を知るための自己診断テストがあったので、やってみた。各チャクラについて、回答のほとんどがイエスの場合は、なんらかの問題があると思われるとのこと。

1)ルート・チャクラに関する質問

  1. 自分はどこにも帰属しておらず、どこへ言っても孤独だ、と感じる、または感じたことがある
  2. たとえば酒、麻薬、幽体離脱、自殺などの手段で自分の人生から逃げ出したいと感じる
  3. 人生がどうでもよく感じられ、死にたい、と思うことがある
  4. セックスに幻滅している、(肉体的な疾病が原因でなく)インポテンツである、あるいは真のオーガズムが得られない
  5. 受胎から三〜五歳までの間にトラウマ、悲嘆、困難を味わった
  6. 何かが不安で、その気持ちを他のこと―たとえば不要なものを次から次へと買ったり、逆にお金を使うことを拒否したり―で補おうとしている
  7. エネルギーが低く、力が出ない、疲れている、気分が悪いと感じることが多い
  8. 足に問題がある、あるいは痔、慢性便秘に苦しんでいる

2)セイクラル・チャクラに関する質問

  1. 自分の性的傾向に問題を感じたり、性の喜びを受け取る、あるいは与えることが難しく、興味が持てなかったり積極的すぎたりする
  2. 優しく触られたりいたわられたりするのが苦手
  3. 性欲が低い、オーガズムが得られない、勃起が持続しない
  4. 基本的に元気がなく、スタミナが弱い
  5. 性欲を、実際の恋愛関係ではなく空想に向けたり、コミットした関係を避けるために複数のセックス・パートナーを持つ
  6. 腎臓や膀胱に問題がある、または頻尿である
  7. 三〜五歳から八歳までの間に、悲嘆やトラウマを体験した
  8. 味覚に問題がある

3)ソーラープレクサス・チャクラに関する質問

  1. 潰瘍、胸やけ、繰り返し起こる消化不良など、消化器官に問題がある
  2. 気性が激しく、カッとしやすい
  3. 権威者に対して萎縮して卑屈になったり、逆に挑戦的・反抗的になったりする
  4. ときどき(特に飲酒のあとなどに)爆発するが、ふだんは自分が持っていることに気づかない、激しい怒りを抱えている
  5. 八歳から十二歳の間に悲嘆やトラウマを味わった
  6. あるときは自分はまるで無力だと感じ、またあるときは、自分でも恐ろしいくらいパワフルに感じる
  7. どんなに必死に頑張っても自分の可能性を実現できないことがある
  8. 意志が弱く、人の言いなりになりやすかったり、逆に自分の行動の結果が人に与える影響を顧みずに我を通したり、と意思のコントロールが難しい

4)ハート・チャクラに関する質問

  1. 愛する、または愛されることができない
  2. 物事に対してネガティブで悲観的、あるいは高圧的で独裁的
  3. 人の問題に首を突っ込みたがり、一線を引いて他人の間違いを放っておくことができない
  4. ほとんどいつも疲れきっていてだるい
  5. 心臓、血圧、血の巡りに問題がある、あるいは喘息や呼吸器感の病気がある
  6. 短期で偏狭、あるいはあまりにも辛抱強くて寛容なため人に利用されがち
  7. 十二歳から十五、六歳の間に悲嘆やトラウマを経験した
  8. 人を許したり、慈悲や思いやりを持てない、あるいは、あまりにも思いやり深く感情移入が激しいため、人の苦しみに巻き込まれて自分も落ち込んでしまう

5)スロート・チャクラに関する質問

  1. 聴覚や発話機能に問題がある
  2. よく誤解される、あるいは自分の言いたいことを言うのに困難を感じる
  3. 自分の進むべき道、キャリア、転職を見つけられない
  4. 甲状腺、喉、耳、首に問題がある
  5. 十五、六歳から二十、二十一歳の間に悲嘆やトラウマを味わった
  6. 自分の創造性は押さえ込まれている、あるいは自分は創造的な人間ではないと思う
  7. 体の機能や生活の中でリズムを持つもの―たとえば呼吸、心臓の鼓動、月経など―に問題がある、あるいは音楽を聴いたり踊りながらリズムが取れない
  8. 他の人の意見に注意深く耳を傾けることも含め、コミュニケーション全般に困難が伴う

6)ブラウ・チャクラに関する質問

  1. 頭痛・偏頭痛に悩まされる
  2. 体内の調整機能―たとえばホルモン、体温、気分の浮き沈み、暴力衝動など―に問題がある
  3. 悪夢を見る
  4. 自分の将来を思い描くことができない
  5. 自分、あるいは周りの人の問題についての洞察力に欠ける
  6. 行き詰まった感じがして、解放されたい、自由になりたい、と感じる
  7. 自分はこんなにいろいろ持っているにもかかわらず幸せでない、と感じ、そのことで罪悪感がある
  8. 二十一歳から二十六歳の間に悲嘆やトラウマを体験した

これを読んで、それぞれのチャクラが年齢と成長に関係していることを初めて知った。ブラウ・チャクラにもなると二十代で発達していくものなので、若い人たちは上記の質問でイエスが少なくても普通だとのことだった。確かに人間の成長を考えてみれば、まずは生命の安心感があって、そこから年齢とともにより高度な安心感を得られるようになっていく。最初は自分一人で安心して存在していられることから、周りとのコミュニケーションも含むようになっていく。

この本では、それぞれのチャクラに詰まりがある人の例と、どう回復していくのかが書かれている。回復には、ノートに書いたり具体的にやってみるエクササイズと、メディテーションがあった。私はメディテーションの内容を読んで録音し、それを聞きながらやってみた。ヒプノセラピーの「未来療法」にも似ているところもあると思った。

不安対策のリラックス法

呼吸法の次には、リラックス法を勉強した。これも、瞑想のようなものだったり、体を緊張させてから休めたりと、ヨガの考えかたややりかたと同じものが使われていた。

1.Physical Reactions(身体反応)への対策

2)Relaxation(リラックス法)

それまで考えもしなかったことだけど、私は常に体に緊張があって、リラックスをしたことがたぶん人生でほとんどなかった。小さな物音でもいつもビクッとしてしまい、夫に笑われることがよくあった。確かになにかが人とは違うと気づき始めた。

「リラックス」は他のどんなスキルと同様、練習をして身につける「スキル」であり、練習すればするほど使えるようになる。自分に合ったものを選ぶことによって、日々のできごとから離れ、自分の心に注意を向ける。いろいろな方法の中からいくつか選んでもいいし、組み合わせてもいいとのことだった。

①First Aid or Maintenance(応急処置用とメンテナンス用について)

急激に増大したストレスを深呼吸などで鎮めることによって、「逃げるか戦うか」の二択ではなく、落ち着きを取り戻して状況に対処できるようにする。これが応急処置的なリラックス法であり、日ごろから練習しておくことによって必要なときに使えるようにする。

気分の落ち込みなどにはまた別の方法があるので、自分の症状に合ったものを選ぶ。relaxation technique

②Visualisation(イメージ法)

物理的に移動せずに、不安を引き起こす状況から離れる。

  • ドアに向かって歩いているところを想像する。
  • ドアを開け、三歩進みながら、三回深呼吸をする。
  • 自分がリラックスして落ち着ける場所へ入っていく。見知った場所でもいいし、幸せな思い出がある場所でもいいし、夢の中のどこかでもいい。
  • なにが見えますか?
  • なにが聞こえますか?
  • どんなにおいがしますか?
  • どんな感触がありますか?
  • この場所で数分すごし、リラックスした雰囲気を感じる。
  • 準備ができたら、また三回呼吸しながらもとの場所へ歩みを進める。ドアから現実の場所へ戻る。

③Muscle Relaxation(筋肉リラックス法)

座って深呼吸し、自分の体に集中して、以下の順に筋肉を緊張させてから弛緩させる。力を抜くときに筋肉の緊張がほどけていくのがわかるので、緊張状態とリラックス状態の違いを感じてみる。

  1. 足 ―足をつま先まで伸ばし、少し保持、力を抜く。
  2. ふくらはぎ ―足首をおしりのほうへ持ち上げ、少し保持、力を抜く。
  3. もも ―膝同士で押し合い、少し保持、力を抜く。
  4. おしり ―おしりの筋肉をぎゅっと締め、少し保持、力を抜く。
  5. おなか ―おなかをぎゅっとへこませ、少し保持、力を抜く。
  6. 手 ―手をぎゅっと握りしめ、少し保持、力を抜く。
  7. 手 ―指を大きく開き、少し保持、力を抜く。
  8. 腕 ―ひじを曲げて手を肩につけ、少し保持、力を抜く。
  9. 肩 ―肩を耳に近づけるように上げ、少し保持、力を抜く。
  10. 首 ―あごを胸につけるように下げ、少し保持、力を抜く。
  11. 首 ―あごを上げ、首をうしろへ反らし、少し保持、力を抜く。
  12. あご ―歯を食いしばり、少し保持、力を抜く。
  13. くちびる ―くちびるをきつく結び、少し保持、力を抜く。
  14. 目 ―目をぎゅっとつぶり、少し保持、力を抜く。
  15. おでこ ―まゆをぎゅっとひそめ、おでこにシワを作り、少し保持、力を抜く。

④Distraction Techniques(注意をそらす技術)

不安な考えから注意をそらすことによって、一時的に不安のサイクルを断つ方法。これによって少し気分や体を和らげ、有益な考えで反応できるようにする。短期的なものなので問題の根本的な解決にはならないが、不安を引き起こす状況から自分を一時遠ざけることは有効。

  • 心理的な技術 ―数字を「100」から逆に数える、詩の暗唱、九九を唱えるなど、不安な考えから自分の注意をそらすもの。
  • 身体的な技術 ―洗い物をする、洗濯物を干す、机を片づける、などの実用的なタスクを行う。タスクに注意を集中すること。
  • 周りに注意を向ける ―その場で周りの中からものを一つ選び、それを説明することによってしばらくの間注意をそちらに向ける。質感や形、サイズや色、また用途や特徴など。

④の「注意をそらす技術」として、私はよく料理をしたり、眠れないときなど真夜中にお菓子を焼いたりする。なかなか難しいけれど、材料をそろえたり手順を確認しながら行動することによって、「心配してもしょうがないこと」から注意をそらそうとすることができる。