ネガティブなセルフイメージを書き出すワーク

ネガティブを書き出すワークの効果」だけれど、本当に思い違いでもなんでもなかった。ワークをやってから一か月以上がたった今でも、それまで私に対して何か月もすごい態度をとってきた彼女が、家の中ですれ違えばにこっとしてくる。普通に接してくる。そのたびにびっくりして、持っているものを落としそうになる。

それからも、仕事や私生活でなにかあるたびにこのワークをやっている。なにかなくても、気持ちが落ちたりネガティブな思いに振り回されそうになったときに、やっている。何度も同じものが出てくるときもあるし、まったく新しいものが出てくることもある。カウンセリングでやったことが出てくるものだろうと思っていたけれど、これがびっくり、カウンセリングでやったことのないものもどんどん出てくる。すごい。

「本当のスピリチュアル」に出会う階段」を読んでもらうのが一番だけれど、どういうワークなのか、私がやったことを具体的に書いておく。

ネガティブを書き出すワークの効果」で書いた、私とそのシェアメイトの状況。言われのないことで悪人扱いされて、何か月もひどい扱いを受けてきた。家にいるのがつらく、友人のところに泊めてもらいに行ったり、どうにか家で過ごさずにいられるようにしていた。自分の家に、安心して滞在していることができない。これほどきついことはない。

この状況で、このワークをやってみる。

まず、①自分に向き合ったことがなく、メンタルの仕組みを知らない人の場合。そういう人たちは、相手(このシェアメイト)がきちんとしていないことを批判するだけで終わる。こいつ、信じられない。あり得ない。態度を改めるべきだ。謝るべきだ。相手がどうしてそうなっているのかはわからず、とにかく相手を批判し、「こうすべき」を押しつけようとするだけでなにも変わらない。

②多少メンタルの仕組みがわかる人の場合だと、相手がどうしてこうなっているのかがわかる。このシェアメイトの場合、「人から丁寧にお願いされたら必ずOKしなければならない」と学習させられて育ってきたのだろう。だから、たとえ自分が嫌だったとしても、自分の気持ちは無視して「もちろんいいですよ」と言わなければならない。日本人のように。だから自分も人にお願いするときに丁寧に言って、必ずOKがもらえるものと思い込んでいる。OKしないやつは悪人だから、なにをしてもいいと思いこんでいる。そういう、相手の背景がわかる。

③もう少し進んでいると、自分の気持ちが沈んでいることに踏み込んでいく。こんなにきちんとして生きているのに、人から「ちゃんとしてないやつ」と悪人扱いされるのに耐えられない。悲しい。人として尊重されず、「あいつにはなにを言ってもやってもいい」と思われているのが許せない。そういうやつの存在を感じていたくない。消えてほしい。そういう自分の気持ちを認識できる。

④さらに進んでくると、どうしてそういう気持ちが出てくるのかまでわかるようになる。親から悪者扱いされてきて、「I am the world!」や「人間としてつき合う」で書いたように、世界から隔離される恐怖をずっと抱えて生きてきたからだ。人から誤解され、それが正しいと認識されてしまうことに、大きな恐怖がある。誰になにを言っても信じてもらえない、そういう状況に死にそうになる。どういう条件下において、自分はどういう気持ちが出てくるようになっているのかがわかる。

⑤そこからさらに進んで、ではそういう過去から自分は自分のことをどう認識するようになってしまっているのか。自分のことをどういう存在だと思っているのか。それを書き出していくことが、このワークになる。

私が書き出したことは、

  • 私は、人の言いなりにしていないと、人から疎まれ批判される存在だ。
  • 私は、人のしてほしいことを汲んでその通りにしてあげないと、愛されず必要とされない存在だ。
  • 私は、人の都合に合わせなければ価値がない。
  • 私は、人の喜ぶことをし続けていないと、存在する意味のない人間だ。
  • 私は、自分の都合で生きてはならない。

これはもちろん、親からそうされてきたことによる。なので、

  • 私は、親の言いなりにしていないと、親から疎まれ批判される。
  • 私は、親のしてほしいことを汲んでその通りにしてあげないと、親から愛されず必要とされない存在だ。
  • 私は、親の都合に合わせなければ価値がない。
  • 私は、親の喜ぶことをし続けていないと、存在する意味のない子供だ。
  • 私は、自分の都合で生きてはならない。

というところが根っこになる。シェアメイトに八つ当たりされる状況下で、なぜ自分がこんなにもつらいのか。その根っこは、過去の経験から身につけてしまっていた、ネガティブな自己認識に起因している。

というのも、これがなければ、人が自分のことをどう思っていようがなんとも思わないのだ。シェアメイトがどんな態度をとってこようが、私をどう扱おうが、なんとも思わない。大家ならまだしも、職場の上司でもなんでもない、自分に対してなんのパワーもないただのシェアメイトが自分のことをどう思っていようと、なんでもない。私に危害を加えてくるわけでもなく、どちらかといえば私のことを避けて、向こうのほうこそびくびくしている。そのせいで、強がりで私をメッセージ上で叩いてくる。弱いからこそ、叩こうとしてくるのだ。

もちろんこれだけでなく、書き出してみれば次々に多くのネガティブなセルフイメージが出てくる。それをばーっと書いていく。一番いいのは、「私は(   )だから、親から愛されない」というテンプレート。これで頭に思い浮かぶものを次々書き出していく。

なので、最初の「「本当のスピリチュアル」に出会う階段」でも書いたけれど、親への怒りの吐き出しがまだ終わっていない人は、このワークは向いていない。①のように、親を批判するだけになってしまう。でもこの段階はとても重要なので、親への怒りを書き出しまくるワークをやるといい。カウンセラー相手にぶちまけるのが一番ではあるけれど(共感もしてもらえるから回復が早い)、人に話すことができない人は書き出すことでもそれができる。

⑤より手前の段階ではあっても、そのときに思い浮かぶネガティブなセルフイメージでも、ネガティブな思いでも書き出してみていいと思う。⑤の段階で出てくるような根っこのものでなく、もっと表面の部分のものであっても、その段階での効果は確実にある。

⑤の段階であっても、書いているうちにもっと深いものが出てくるようにのなってくる。同じ状況下に陥っても、違うものが出てきたりする。今までに出てきたことがないものが出てくると、テンションが上がる。こんなものがあったのか!!という発見が、だんだん楽しくなってくる。もちろん、違う状況下で同じものが出てくることもある。本当に、おもしろい。

書き出すと、その気持ちが自然になくなっていく。これはどういう仕組なのかわからないけれど、「感情」という目に見えない存在感のない物体を書き出すことによって視覚化し、物質化することによって、その存在が明確に認識できるようになる、という感じ。認識できるようになると、感情は消えていく。

これは、「怒りを癒す」で書いたことと同じ。感情は、認識され、共感されることで癒やされていく。怒りをカウンセラーに聞いてもらい、その気持ちの存在を認めてもらって、共感してもらうと、消えていく。それと同じで、自分の中にこういうものがあるのだと認識することで、それが消えていく。その仕組みを使ったのが、このワークなのだ。

ただもちろん、そのときは消えても、また別の状況下で同じものが出てくることもある。出てくるたびに、書き出していく。あー、ここでも出てきたかと。でも、モヤモヤが出てきたときになにかできることがあるのは全然違う。そればかりをずーっと考えて、ときには寝れずに苦しむようなことがなくて済む。なにか失敗して「うわー!!」となったとき、何年も前の失敗を突然思い出して「うわー…」となったとき、書き出せばそこで消えていく。ノート一冊とペンがあればいい。なければ、携帯に書き出しておいてもいいと思う。

本には、カウンセリングを受けたことがないような人でも書き出しができるように、詳しいやりかたが載っている。例もたくさんあるので、取り組みやすいと思う。悩みがあったときにどう書き出していったらいいかや、親子関係、夫婦関係、職場や友人関係、こんな状況ではだいたいこういう原因があるなど、状況に合わせた見本もある。慣れてくればどんどん自分でもできるし、たまにカウンセラーなど第三者に見てもらっても、また新しい発見ができる。

セルフワークが好きな人は、「アダルト・チルドレン癒しのワークブック」もおすすめ。こちらは解毒を始めたばかりの人から、新しい人生を踏み出そうとする段階の人まで、幅広く使える。

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