「アダルト・チルドレン癒しのワークブック」

このときの帰国で、解毒に関する本を何冊か買ってきていた。

私は昔から書き込み式の本が好きで、解毒に関してもそういう本がないものかと思っていた。待ち合わせの間に立ち寄った本屋で、自分で取り組めるワークブックがあったので、これは素晴らしいと思い買ってきた。このときにはもう「お金に関するトラウマ」を認識していたので、自分のために新品の本を定価で買うことに抵抗はなかった。成長したと思った。

workbook

「アダルト・チルドレン癒しのワークブック 本当の自分を取りもどす16の方法」西尾和美著

あとでネットで見てみたら、セルフスタディキットや、CDなども発売されていた。でもとりあえずのとっかかりとしては、この本からでも十分だと思う。

ワークブックのいいところは、単に知識を取り入れるだけではなく、自分の問題を実際に当てはめて取り組んでいけるところだ。また自分が回復するのに、どのようなステップを踏んでいくのかというところがあらかじめわかる。この本では、

第一部 自分の過去を知る
第二部 自分の癒やしに向き合う
第三部 新しい自分に出会う

の三部構成になっており、自分が今どこのどんな段階に取り組んでいて、あとどんなことがどれだけあるのかが明確になっている。カウンセリングを受けていると、「こんなにもまだつらくてあとどれだけかかるのか」と不安になることがある。もちろんカウンセラーに聞けば教えてもらえるものの、それでもぼんやりとしか想像できない。この本なら裏表紙に書いてあるStepを見ても、全体像を把握しながらカウンセリングを受けることができる。

このステップを、自分のペースで、自分のできるところからやっていくということが大事だと思う。私はできないところがいくつかあったので、心の準備ができるまでそこを飛ばして進めていった。できないところは「なぜできないのか」をカウンセラーと何度も何度も話し、自分のメンタルがついてきて納得できるようになったタイミングで進んでいった。

最終的には第三部を始めたところで止まってしまったけれど、また残りをゆっくり取り組んでみようと思う。たぶん第三部に入るころにはみなメンタルが落ち着いてきて、日常生活に支障なく生きられるレベルになるのかもしれない。

このころカウンセリングの宿題で、親に手紙を書いてみるように言われた。これはまさにこのワークブックにあった「グリーフ・ワーク」の一環で、私がなかなか手をつけられないでいたところだった。

親を目の前にするとトリガーされてなにも言いたくなくなるけれど、離れたところで時間を好きなだけかけることで、親に対して言いたいことを書く。これで面と向かって言わなくても、メンタル上では「言いたいことを言った」に近いこととして処理される。これをすることで、だんだんと「周りに影響されることなく言いたいことを言えるようになる」ことを目指す、というのがこのワークだ。

でも一週間まったくなにもできなかった。親になんてなにも言いたくないのだ。言葉をかけたくないのだ。いくら私の練習のための手紙でも、親を頭に思い浮かべるだけで、汚れるような気がしてできなかった。想像の中でも関わりたくなかった。髪の毛一本でも見たくなかった。

まさに「拒絶」だった。本当に自分はよくなっていけるのか。このワークができるようになる自分が、このときはまったく想像できなかった。

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