ヨガで夢について話す

ヨガ開始」してから、毎週通っていた。

先生は、まず最初に「How are you feeling?(今どんな気分?)」や「How was your week?(今週どうだった?)」と聞いてくる。私はこれをただのイギリス的挨拶だと思っていて、「I’m alright(元気です)」などといつも通りに返していた。教科書にも載っているような、「How are you?」「I’m fine, thank you」というやつだ。

だが先生はそこで終わらず、何度も詳しく聞いてきた。どうも、本当に私の様子を知りたいようだった。そのうちだんだんと、先生はこの回答をベースにセッションを組み立てているらしい、ということがわかってきた。

穏やかなのか、悲しいのか。つらいのか、ラクなのか。嬉しいのか、怖いのか。

この先生との毎回のやり取りが、自分の気持ちを把握するのにとてもいい練習になった。その日そのとき、自分がどういう気分なのか、なにを感じているのか、どんなことが心の中にあるのか。最初はとても難しかったけれど、先生の家に着く前に電車の中でじっくり考えておくようにしたりして、練習していった。

のちには「今日やりたい気分のポーズ」も聞かれるようになっていく。先生はそれを組み込んで、セッションを組み立ててくれた。自分の気持ちを100%取り入れて、動いてもらえる。そのことがとても新鮮だった。

ちょうど2回目のヨガの日。その朝に「悪夢に夫が追加」されたのを見たので、かなりぐったりしていた。なのでこのことについて、先生に話してみた。

家族にいじめられてなにもやり返せずに、体がどんどん動かなくなって恐怖で飛び起きる悪夢があり、これを数か月に一度見る。今朝もちょうどこれを見て、今回はがそこに加わっている夢だったと。

この話をしている際も、怖かったところを話すときに「ハハハ」と笑いながら話している自分に気づいた。先生は真剣に聞いてくれていたのに、怖いところはどうしてもごまかしてしまう。「喉に問いかける」で「怒り」を押し殺していたのと同じだ。

こうして笑いながら話してしまうと、人によっては「そんなに深刻ではないのだ」と思ってしまう。夫のような回避型は特にスルーしてしまうので、私が抱える恐怖や怒りが見えない。人には「シリアスなことでも笑い飛ばす器の大きい人間」ととられてしまったりもする。そしてますます私の気持ちが誰にも理解されず、無視されていく。

これをとめなければならなかった。

このときはまだよくはわかっていなかったけれど、これも私が子供のころに身につけたサバイバルテクニックのひとつだった。親は私の気持ちを無視してくるから、無視される前に笑っておけば自分が傷つかなくて済む。凹んでいる自分を見せて、「なにそれ」とあしらわれてしまったときのつらさや怒りを考えると、先に自分から笑い話にしておくほうがいい。

私が「怒り」と「不安」を無視しているのは、それを認識してしまうと生きていけなかったからだ。まさに夢の中のように親にそれをぶつけても、効き目がない。

夢のことを話したからかどうかはわからないけれど、1回目とはかなり違うポーズをやった。最後のヨガニードラでは、なんといくつも夢を見た。そのひとつがなんだかおかしいもので、内容はまったく覚えていないのだけれど、「フフフ」と笑って覚醒してしまった。黙って続けたけれど、なんだかおかしくて顔がにやにやしてしまった。

値段は高いけれど、やはり私のようにメンタル重視の場合は1対1のセッションがいいと思った。先生は昼間しかできないから、仕事が始まってしまったらできない。お金は仕事が見つかればどうにでもなる。今できることを十分にやっていこう。そう思った。

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