夫の問題の根底にあるもの

新たにわかった夫のこと」と「もっとわかってきた夫のこと」で書いた通り、夫には以下のような問題があることにこのころ気づいていた。

1)結婚しているにもかかわらず一人で生きている
2)私のことに興味がない
3)すべて私に丸投げ
4)過剰防衛

夫はイギリス人の両親のもとに生まれているけれど、幼少期までを海外で過ごし、5〜6歳のころに両親が離婚、お母さんとお姉さんと三人で、親戚を頼ってイギリスへ戻ってきた。お母さんはそこで再婚、そして父違いの妹がいる。

夫には、海外での記憶が一切ない。人生の始まりは、イギリスへ戻ってきたところからになっている。

お姉さんが一度話してくれたことがあるのだけれど、お母さんはお父さんのことがすごく好きだったらしい。でもお父さんはお母さんに対して「ひどかった」とのこと。詳しいことは聞かなかったけれど、浮気とかそういうことがあったのではないかと推察した。

両親がそういう状態で、家庭内は荒れていたのかもしれない。それでつらいことがあって、まだ幼かった夫は記憶を封じ込めてしまったのかもしれない。だから小さいころのことをなにも覚えていないのかもしれない。そう思った。

このことからも、夫はやはり「愛着回避型」なのだろうと思った。

実際に、私のことは「I like her smiling(笑顔が好きだ)」とか「I like seeing her being happy(幸せそうにしているのを見るのが好きだ)」とカウンセラーに言う。カウンセラーは「How lovely is it(素敵ね)」と言う。でも、人の笑顔を見て幸せを感じるのは簡単だ。赤ちゃんを見て「かわいい」と思うのが簡単なことと同じだ。

では私が泣いていたらどうなのかというと、怒るわけだ。「I don’t want to see you crying(泣いているのを見たくない)」と言うのだけれど、では泣かないためにはどうしたらいいかというところは考えない。「I don’t know what to do(どうしたらいいかわからない)」で終わり。

ただ単に「笑っているところが好き」「泣いているところは見たくない」で、泣いているところは本当に「見ない」。これでは毒親と同様、本当に愛情があるとは到底思えない。私はただ顔だけ笑っていればいい。それではお飾りの人形と同じだ。

これは、自分のお母さんに対しても同じだった。「I don’t want to see Mum crying(お母さんが泣いているのを見たくない)」と言う。ではお母さんが泣かないためにはどうしたらいいか、とは考えない。見たくないから、家族が嫌だったのも考えたくないから、遠くの大学を受験して、実家から出たのだ。

でも、なぜそんなにも家が嫌だったのかを聞いても、明確な答えは出てこない。お母さんが「たぶん」更年期でおかしくなってしまって、それで「たぶん」義理のお父さんとうまくいかなくなって、ある日お母さんが突然家を出て行ってしまって、家がぐちゃぐちゃになってしまった、というようなことだった。

きちんとしたことを覚えていないし、理由もよくわかっていなかった。なによりも「知ろうとしなかった」、そこに問題の根本があると思った。子供のころに親の離婚の原因を聞くことがなかったとしても、大人になってから聞かされたり聞くだろう。この歳になっても本当のところを一切知らないとなると、本当にそれは家族だろうかと疑う。

たぶん夫は、なにか問題があるととにかく放置して、目を背けて生きてきたのだと思う。「回避型」だ。これは本人にもその自覚があった。

人が「Emotional(感情的)」になるのがダメなのだそうだ。そういうのがあるとどうしたらいいかわからず、話を反らしてしまうようだった。そしてそれに私が傷ついていたのだ。

夫の家族は集まると楽しい話をするのだけれど、それがいつも地に足がついたような気がせず、空っぽだということに気づき始めた。それまでは、「いろいろあった家族なのにこんなに明るく楽しく過ごそうとしてる、結束があって素晴らしいことだ」と思っていたけれど、どうも違うと思い始めた。

どちらかと言えば、いろいろあったことから目を背けているのではないか。問題には触れずに、ただ笑って流そうとしているだけではないのか。こういう家族で育ったから、夫はこうして回避型になったのでは。

夫にはかなり大きな問題がある。もしかしたら、私の問題より大きいかもしれない。

私も夫も、家庭の問題からこうなっていることは明らかだと思った。夫は回避型で、それを見ないように放置してきたわけで、私は逆に不安型で、なにか少しでも問題があったら解決しようと生きてきた。

不安型は放っておいてもどんどん問題を見つめて解決していくだろうけれど、回避型はどうしたらいいのだろう。いったいどうなるのか、どうしたらいいのか、まったくわからなかった。

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