不安型と回避型

「愛着障害」がどういうものかわかったところで、私と夫の問題が少し見えてきた。

まず、「安定型」の愛着スタイルを持つ同士の場合は、ものごとがうまく運びやすいとのことだった。これはわかる。その場合、二人とも問題を抱えていないからだ。

ところが、「安定型」と「不安定型」でも、ほぼ安定型同士と同じようにうまくいくのだそうだ。ここは驚いた。安定型の人は、不安定型の人を安定させる働きがあるらしい。なので、もともと不安定型だったとしても、例えば安定型の人と結婚して一緒に暮らし始めた場合、自分も安定型になっていけるようだ。

もしくは、安定型に「なった」人と結婚した場合でもそうだ。不安定型でも、それを乗り超えて安定型になる人がいて、そういう人は特に人を癒す力があるらしい。

私と夫の場合はどうなのか。

考えなくてもわかる。うちは二人とも安定型ではなかったのだ。だから、一緒になることで悪化の道をたどってしまったのだった。「愛着スタイル診断結果」で出た通り、私が「不安型」で、夫は英語の本(「Attached」by Dr Amir Levine & Rachel Heller)を買って診断してみたところ、「回避型」だった。

不安型と回避型。この組み合わせが、もっとも最悪らしかった。簡単に言えば、私が不安で人を必要とするのに、夫が回避型だからそれを避け、私が倍だめになる。また夫が回避型で人との関わりを希薄にしたいのに、私が不安型だからそこを突いてしまうため、夫もだめになる。

attachment-patterns

回避型の特徴として書かれていたものを読んでみて、愕然とした。夫が私にしてきたことが、そのまま書かれていたからだ。

回避型の人を恋人やパートナーにもつ場合、相手はしばしば戸惑う。それは、自分が困っているときや苦痛を感じているときにも、平然としているばかりで、真剣に気づかってくれたり、痛みを一緒に感じてくれる様子が、あまりみられないからである。それまで、穏やかで優しい人だと思っていたので、意外の感にとらわれることも多い。こちらの勘違いで、何か他のことに気をとられていたのだろうと、好意的に解釈しようとするが、二、三度そうしたことが重なると、その疑念を否定することもできなくなる。

回避型の男性の場合、パートナーが困って自分の支えを必要としているとき、助けを与えるよりも、むしろ「怒り」を感じてしまう。それが結果的に、パートナーの怒りを強めるという悪循環を生みやすい。

また不安型の特徴にも、私にまるきり当てはまることが書いてあった。

相手に見捨てられることを恐れる一方で、激しい言葉や、相手のプライドをズタズタにするような言葉を、わざわざ投げかけてしまうのである。その背後には、相手が自分のことをおろそかにしているという「被害感」がある。

また、否定的な感情にとらわれやすく、些細なことをいつまでも引きずりやすい性向は、怒りをじくじくと長引かせやすい。見捨てられることへの恐怖や認められたいという欲求が強力であるだけに、それをないがしろにされたことに対する怒りは、そう簡単には収まらない。

また不安型のもう一つの特徴は、怒りや敵意の矛先が他者だけでなく、自分自身にも向けられやすいという点だ。自分を批判したり責めたりして自己嫌悪に陥り、その結果、うつにもなりやすい。

不安型の人は、愛着対象に対する期待がとても大きい。子どものころ、愛着対象から、条件付きの不安定な愛情しか与えられなかったことで、愛情に対する飢餓感が強いのだ。そのため、本当はパートナーに愛され、支えられている場合でも、それを不十分なものと感じてしまう。こうした受け止め方は、言葉や態度の端々に表れることになる。

では、どうしたらいいのか。

とりあえずは、本の最終章「愛着障害の克服」に書いてあることをまとめてみた。また、愛着障害を専門とするカウンセラーも見つけてみることにした。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中