不安症の個人セッション初回

実は、ここで「カウンセリング」が受けられるのだと思っていたのだけれど、違った。前回受講した「不安症のワークショップ」を、内容を私に合わせてカスタマイズして1対1で30分、それを4回に渡って受けるというものだった。

イギリスの医療制度とメンタルヘルス」の説明でも書いた通り、この国では医療が無料なので、受けられる治療には制限があり、日本のように好きな病院に好きなときに行ったりはできない。GPが必要とした場合にのみ検査をしたり専門医に診てもらえ、治療の内容も最低限必要なものになる。

このメンタルヘルスのCBTも同様で、まずはワークショップの受講、次に全4回の個人セッション、そしてそれでもまだ未解決の場合にのみ回数を増やした個人セッションか、私の場合は心療科へ回された。同僚の場合は全20回の個人セッションを受けたと言っていたので、その地域のメンタルヘルスのやりかたやGPの判断によるのだと思う。

この初回で、まずセラピストから今後ここでどういうことをやっていくかの説明があり、このセッションでなにを求めているか、どうしたいかの話し合いをした。

私からは、「不安症」というのは私の問題のひとつではあるけれど、以前のカウンセリングで他にもたくさんの問題を見つけたので、それを治すためにCBTをやってみたいということを伝えた。すると、ここのCBTは現在日常生活の中で起こる症状にどう対処したらいいかの技術を身につけるためのもので、過去に起こったできごとや問題の原因を深く掘り下げることはないのだと言われてしまった。

ワークショップを受けてみてなんとなくそうは思っていたものの、やっと問題解決に向けて進めると思っていたので少しショックだった。

ただ、それでもCBTがまったく役に立たないわけではない。私も毎日生きているわけで、その中で出る症状があるならまず対処法を身につけておくことは重要だ。とりあえずここで身につけられる技術は身につけて、さらなる解決が必要ということならそのときにまたどうするか相談しよう、ということになった。

セッションは、また不安症の説明から行われた。「ワークショップでやったと思うけど」という前置きで、「不安症の症状とストレスジャグ」でやった4種類の症状と、「不安のサイクルと破りかた」でやったようにそれぞれが影響しあっていることをおさらいした。不安に対処するには、この4つすべてか、またはどこかから変えていくことになる。
anxiety symptoms
それぞれの症状について、当てはまるものにチェックをつけるように言われたのでやってみると、ほぼすべてのものに該当しているという恐ろしい結果になった。

この中の、たとえば「不安で先のことを常に心配している」というのは、以前のカウンセリングで原因はわかったのかと聞かれたので、親にされたことからきていると思うと答えた。どういうことかうまく説明できなかったので、例を挙げて、たとえば「満足できない」で書いたように、試験で学年1位を取ったことがあったけれど、母親には「でも満点じゃないんでしょ」と言われたことなどを話した。

こういう経験から、どんないい結果にも満足しないで、もっとできることがないかを探してしまうようになり、常に無限の可能性を考えて心配し続けるようになったと思う、と伝えた。すると、「親にされたことが内在化(Internalised)してしまっているのね」と、カウンセリングで発見したことと同じことを言われた。

この初回をもとにセラピストが立てた予定は、以下の通り。

2回目:BEHAVIOURS・ACTIVITY(行動・活動)
3回目:THOUGHTS(思考)
4回目:RELAXATION(リラックス法)

このセッションでどこまで治るかわからなかったし、なにより根本的なところを掘り下げないと、もしかしたら表面的には治ったように見えるのに深いところに問題が残って、それがいつか爆発したりするのではないかと不安にもなった。でもたぶんこれだけで治ることはないだろうし、とりあえず日々起こることに緊急処置として対応できるくらいになればいいか、ということで取り組むことにした。

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