不安症の行動実験

3.Behaviours(行動)の対応策

6)Behavioural Experiment(行動実験)

「行動実験」とは、

  • 既存の考えかたが本当に正しいかを検証する
  • より適切な考えかたの構築と、それが本当に正しいかを検証する

という経験的なアプローチ方法。不安症の「症状」をどうにかするのではなく、「行動」を観察し実験・検証してみることによって「思考」そのものを変え、より有益な考えかたができるようにしていく。

以下の例を考えてみる。
builders apprentice見習いは「壁を支えていなければならない」と思っている。この「信条」を変えるには、どうするか。

これも「少しずつやってみる」になる。両手で支えているところで、まずは片手を離してみて、大丈夫そうだったら両手を離す。それでしばらく様子を見て、大丈夫そうだったら少しその場を離れてみる。それが大丈夫そうだったら、「支えていなくても大丈夫なのかもしれない」と思えるようになってくる。

「支えていなければならない」と思っていたけれど、少しずつ手を離してみるという実験的な行動によって、「大丈夫だ」という経験ができて、「支えていなくても大丈夫」というように考えを変えることができた。もちろん最初は気持ちが追いつかずに不安に思うこともあるかもしれないけれど、経験と頭で理解することで、だんだんと支えなくても安心していられるようになると思う。

7)Behavioural Experiment Worksheet(行動実験ワークシート)

この実験のやりかたを詳しく説明したものが、以下のワークシートだ。上記の大工見習いの例では、以下のようになると思う。これを使って、自分の考えかたが本当に理にかなったものなのかが検証できる。
behavioural experiment
ただ、本当に変えなければならない考えかたというのは、そもそも疑問に思わないのが人間というものなので、なかなか難しいかもしれない。なので、これは人から提案されることが前提になるのではないかと思う。人から言われたときに、本当はどうなのかを検証してみるのにも使える。

もちろん、自分で「どうだろう」と思うことがあったら、積極的に検証してみるといいと思う。「これが私のポリシー」などと思っていることでも、ではそのポリシーは自分にとって有益なのかということを検証してみると、いろいろなことがわかるかもしれない。

これも、まさに先入観を捨てて「現実を見る」ということだ。

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