メンタルヘルス初回電話面談

カウンセリングを受けたりもして、よくなってはきていると思っていた。でもそろそろ出口だろうと思っても、まだまだ道が果てしなく続いていることにいつも気づく。こんなことがいつまで続くのか。ただ安心して生きていきたいだけなのに。どうしたら出られるのか、そもそも出られるのか、出られないのならなぜ出られないのか、出られるならいつ出られるのか。

もうなにがなんだかわからなくなっていた。

GP(かかりつけ医)より「メンタルヘルスへ紹介」されてから、二週間ほどで連絡がきた。イギリスの医療システムでは、通常専門医に会うのに数か月はかかるので、びっくりした。意外と使えるものだと感心した。とにかく早く専門家にかかりたかった。

結果として「メンタルヘルス」は専門医ではなかったのだけれど、どうも専門医に会う前の段階として、CBT(認知行動療法)のワークショップ(体験型講座)やカウンセリングを行っている団体らしい。パンフレットには「NHS(国民健康サービス)」のロゴとともに「Virgin Care」のロゴがついていて、どうもあのヴァージン・グループが出資をしているようだった。

メンタルヘルスのサイトには自助用資料の欄もあり、以下のような問題を始めとする資料を見ることができて、自分でできるワークシートをダウンロードできたり、ポッドキャストなども聞けるようになっている。問い合わせれば、英語以外の言語の資料も提供できるようだった。(興味のある人は、こちらよりご覧ください。)

Anxiety and Stress(不安症とストレス)
Bereavement(死別)
Controlling Anger(怒りのコントロール)
Coping with Stress(ストレス対処)
Depression and Low Mood(抑うつと落ち込み)
Obsessions and Compulsions(強迫観念と衝動)
Panic(パニック)
Post-Traumatic Stress(外傷後ストレス)
Shyness and Social Anxiety(臆病と社交不安)
Sleep Problems(睡眠障害)
Understanding Voices and Disturbing Beliefs(幻聴と不必要な信念)
Work Stress(職場ストレス)
Social Isolation(社会的孤立)

また、「Emotion Gym(感情のジム・トレーニング)」というものを開催していて、以下のようなワークショップを行っていた。

Coping with frustration and anger(イライラと怒りの対処)
Stress at work and at home(職場と家庭でのストレス)
Low mood(落ち込み)
Anxiety(不安症)
Self-esteem(自己肯定感)
Communication and assertiveness(コミュニケーションと自己主張の練習)

講習会はそれぞれ2時間、平日の午前中だった。この情報はGPで手に入れることができて、NHSなので無料だ。GPから正式に回してもらわなくても、予約さえすれば誰でも参加できる。イギリスはやはりこの分野ではかなりの先進国なのだなと思った。

GPからメンタルヘルスへ紹介されると、まずは電話面接がしたいとのことで、45分の電話面談をおこなった。Anxiety(不安症)とDepression(抑うつ)という症状について、どういうときにどう感じるのかや、どういうときに気分が落ち込んだりするのかなどを細かく具体的に聞かれた。

会社のお昼休みの時間に外に出て、なるべく人が通らないところでたくさん話をした。「自分の問題がきちんと取り上げらるのだろうか、馬鹿にされたりしないだろうか」という不安やあきらめと、「自分は本当に困っているのだ、だから助けが必要なのだ」という気持ちと、半々だった。助けにすがりたい気持ちもあったけれど、すがったときに振り払われたらという気持ちもあって、怖かったのだ。

でも、メンタルヘルスの人のとても的確な対応に救われた。「それは確かに大変ですね」と共感を示しつつ、話を聞いて一緒に考えてもらえた。私のこの「しんどい気持ち」がれっきとした「問題」として取り上げられ、どうしたら「解決」できるかを考えてくれる専門家がいる。それがとても心強く感じた。

治療方法を決める際は、「話を聞いてみたところ、こういうことだと思うから、これに参加したほうがいいと思うけど、どう思う?」とアドバイスをしてくるだけで、最終的にどうするかは私が自分で決定するようになっている。「あなたはこうだからこれをやりなさい」とは絶対に言われない。必ず私の自主性が尊重されていて、やりかたがきちんとしていると感じた。

その結果、まずは上記の「Emotion Gym」の「Anxiety(不安症)」のワークショップを勧められ、予約して参加することになった。

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