夫の状況に影響を受けすぎる

夫の状況に不安」を感じるようになり、スピリチュアルリーディングで「夫について」は私とは別の人生であり、夫は夫、私は私で独立していて、その上で一緒にいるのだということを学んだ。「親と自分の境界線」がなかったのと同じ状態になってしまっていたことに気づいた。

夫が今やること」は、面接に行ったり人と会ったりして自分の個性を知ることで、それについて「私が夫にできること」は、夫が個性を見つけられるようにサポートすることだった。

夫と話をすると、自分も最初に思っていたようにはいかなくなってきていることや、人材を見つけることや自己ソフト開発の難しさなどがわかってきて、毎日焦りを感じているとのことだった。また会社勤めに戻ろうとも考え始め、いくつか面接も受け、以前の会社にも連絡を取って、また採用してもらえないかと話してみた。

夫からしてみたら、あれだけいろいろなことに賛成できずに辞めた会社に連絡を取ることは、相当の勇気がいることだったに違いない。それほど焦りがあったのだ。でも、会社からいい返事は来なかった。同時期に辞めた別の元同僚は、戻って働いていた。彼が戻れて夫が戻れない、その事実にが落ち込んだ。

また、それまでの人生で一度も面接に落ちたことのない夫が、このときはひとつも受からず、本人も落ち込むことが増えてきた。でも、本人よりもが落ち込んだ。

状況は、わかっていた。夫の考えかたや目指すことができる職場が、そのときはあまりなかったのだ。

このころはスマートフォン用のソフト開発バブルがまたあり、多くの人が自分の会社を立ちあげて開発を始めるような時期だった。それまでの、開発に大人数が必要だったソフトとは違い、スマートフォン用は小さいスケールで開発できるようになったからだ。

そこでたくさんの小さい会社が乱立していたのだけれど、中にはソフトのことがなにもわかっていない人が資金だけを持ってやろうとしているところもあった。人生ずっと開発をやってきた夫からすると、その人たちがしようとしていることがどれだけ無謀無駄なことかが見える。面接に行ってそういう人たちと話をしては、「自分の考えはおかしいのだろうか」と悩むようになっていた。

結果として、このときの夫の考えかたはもちろん間違っていたわけではなかった。現に、そういった話をした会社はすべて、今もなお開発が終わらないでいたりする。でも当時はそんなことはもちろん見えない。自分の考えかたに自信はあるつもりでも、何人かに囲まれてその人たちの考えがさも正しいかのように話されてしまうと、夫でも不安になったのだろう。

でもそういう不安に惑わされず、自分の考えかたややりたいことを実施している会社を探し続ければいいのだ。そうでなければ、また会社のやっていることに賛成できずに辞めることになる。

でも、これは「仕事は厳しくつらいもの」という考えかたがある日本人には難しい。私も夫に対して「仕事を取るためにもっと話を合わせればいいのに」と思ったりした。でもそんなことをして見つけた自分の仕事は、どうだ。「会社勤めに復帰」してからというもの、「日本の会社」で自己肯定感をどんどん削られていったではないか。

わかってはいたものの、不安でいっぱいだった。家計のために無理をしようと思わない、私の不安を払拭しようとしてくれない夫に対して、愛情がないとまで思った。

夫がかなり昔に働いていた会社が新しいプロジェクトを始めるとのことで人材募集を始め、そこに応募して受かったときは大喜びした。でもそのプロジェクトが始まるかどうかわからず、けっきょくうやむやになってしまい、また不安が募る一方だった。

そんな中、とある人からフリーランスの仕事があると声をかけられた。その人は携帯ソフト開発バブルの初期に成功をおさめた人だったのだけれど、夫と考えがとても合い、友人を介して知り合ってからはよくオフィスを訪ねていた。新しいソフトを開発しているので、もう少ししたら仕事が出るかもしれないという話も聞いていたのだ。

数か月の契約ということではあったけれど、その後の正社員採用もあるかもしれなかった。「ぼろぼろの体」と不安で落ち込んでいた私は、またここで一息落ち着いた。夫の新しい職場が同じくロンドンだったので、朝夕一緒に通勤して、それも支えになった。

夫の状況に完全に左右され、常に一喜一憂していた。自分の状況が悪かったのもあり、夫の状況だけが頼りになってしまっていた。それではきちんと自分の人生が歩めていない。でももうそれもわからなくなってきてしまっていた。

とても苦しかった。早くどうにかなってほしいと思っていた。

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