「不幸にする親」抜粋:ゲームから抜ける

次に、毒親をどうするかについて。

私は彼らを変えることはできないし、彼らのゲームに勝つこともできない。
たぶん、彼らに間違いを認識させることもできないだろう。
けれども、私は彼らから独立した存在でいることができる。
彼らのゲームとは「勝って相手をコントロールする」というゲームであり、
「人間同士がお互いに相手を必要としあう」ゲームではない。
そんなゲームに参加して勝とうとしたり、彼らを変えようとしても、自分の目標を失うだけである。

人生を自分の思う通りに完全にコントロールする方法はない。
それが生きているリスクというもの。
子供を不健康なやり方でコントロールばかりする親は、
人生のリスクに対して、自分が強く賢くなることで対応しようとせず、
単に感情的に反応するだけの人生を生きてきたのである。

私はそんな人生を生きる必要はない。
私はより強く、賢く、柔軟になり、人と良い関係を築き、自分を愛し、
遭遇する人生のリスクにうまく対処できるよう準備することができる。
私は幸福な人生のスタートを切ることができなかったかもしれないが、
これからそれをハッピーエンドにもっていくためにできることはたくさんある。

親の毒に気づいて怒りが出てくる段階になると、毒親に謝らせたり罪を償ってほしいと思ったりする。当然、殺したいと思うかもしれない。その気持ちはとても大事なので、まずはじっくり怒りを放出する。時間がかかるだけかける。

その段階が終わりに近づくと、毒親をどうにかしたり毒親について考えるよりも、自分が心地よく生きられるようになることが大事に思えてくる。受けた毒のせいで生きづらい自分に気づき、そこから解放されたいと思うようになる。

そして自分の回復に向けて動き出していくと、だんだんと親はどうでもよくなってくる。回復がとても難しかったり、どこまで毒されていたんだと問題の大きさに嘆いたりして、今の自分に集中するようになるからだと思う。「土俵から下りる」というものだ。

するとそのうち、「自分の人生の大切さ」が向こうからじわじわとやってくる。

たぶん最初は「そんなことを言われても親を殺してやりたい気持ちは変わらない」と思うだろうし、そう思っていていい。私もそうだった。でも「親がどうにもならなくても生きていける」という道が存在するのを、なんとなく聞いておくだけでいいと思う。

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