「毒親」というワードに遭遇

ロンドンで前世療法へ」行ってきたのだけれど、そこで「アダルトチルドレン」という単語を教わって帰ってきた。

アダルトチルドレンについては以前から聞いたことがあったのだけれど、きちんと読んでみたことはなかった。「モラルハラスメント」という単語を体験記のブログ知ったときに、そこにアダルトチルドレンという単語もあったのだけれど、まだよくわからなかったこともあり、掘り下げてはみなかったのだ。

以前読んだそのブログにまたアクセスしてみて、内容をよく読んでみた。そこからアダルトチルドレンについて調べてみようと思い、検索をかけたところ、「毒親」という単語が出てきたのだ。

初めて読んだときは、凍りつくようだった。概要を読むにつれ、後から後からもう山のように「私も!!」ということが出てきて驚愕した。書かれていることがすべて隅から隅まで理解でき、まるで自分のことを誰かがここに書いているのではと思うばかりだった。それに対して普通の家庭で育った人が完全にトンチンカンなことを言っているのも、自分が経験してきたこととまったく同じだった。

そして、「ああやっとたどり着けたのだ」と思った。

本来なら別に単語などなくてもいいものなのだけれど、単語があることによって人に認識してもらいやすくなるし、自分も情報を見つけやすくなる。このころ、もう毎日のように体験記を読みあさった。読めば読むほど自分と重なって、が出てくることもあった。

その中で一番勇気をもらったのが、毒親が他界して「解放された」と思った人が何人もいたことだった。

私も当時、毒親には早くいなくなってほしいと切実に思っていたのだけれど、やはり周りには「親がいなくなってから後悔しないように」とか「いなくなってからじゃ遅いんだよ」など当たり前のことを言ってくる人がいて、そんなものは一般論に過ぎないとは思いつつも、実際どうなるのか自分では確信が持てないでいた。自分に自信のない、毒親育ちの典型だ。

そんなこと絶対ないとは思っていても、実際そうなってみないとわからないことはある。「和解」できずに放置して親が死んだ場合、もしかしたらそれを一生後悔して引きずるのかもしれない。そういうことを思うと、完全に突き放すこともできずにいた。

でも、そんなことはなかったのだ。

自分を貶めてくる存在がいなくなり、これ以上恐れなくていい、怖がらなくていい。みんなその安心感でいっぱいのようだった。ストーカー被害にあって、一度刑務所に入れられた加害者がいずれ出てくると思ったときの恐怖と似ているのかもしれない。加害者が生きている限り、またいつか同じ目にあうのではという恐怖がある。

でも加害者が死ねば、その恐怖はなくなる。それに似ているのかもしれない。そう思ったら、ものすごく安心したのだ。

また「生まれたときから親が嫌いだった子供はいない」というのにも、本当に救われた。そうなのだ。自分の親でさえ嫌いになった、耐えられなくなったというのには、それだけの理由がある。

自分は少しも悪くなかったのだ。

毒に気づいたきっかけはみんなそれぞれで、実家にいるときから気づいてていて早く自立したという人もいるし、実家を出て普通の人と接しているうちに気づいたというパターン、結婚して配偶者と暮らす中で気づいたという私と同じパターン、義理の家族を見て気づいたパターン、子供を持ってみて気づいたパターンと、いろいろある。

「子供を持てば親の気持ちがわかる」というのも嘘で、これは真逆だというのにも救われた。「親にされたことを自分は自分の子供にできない」「なぜ親は私にあんなことができたのか」とショックを受けて、毒に気づいたという人もいた。私は子供がいないから、毒親や毒妹には「子供がいないからわからないのだ」と言われ続けている。でもそうではなかったのだ。

「愛情だよ」
「親御さんも寂しいんだよ」
「たった一人の親なんだから」

今までさんざん言われてきた。うちの場合は特に、身体的に虐待されたり、精神的にも罵倒されたりしたわけでもないし、結婚を反対されたわけでも、会社に押しかけられたり、お金を請求されたわけでもないから、普通の人には不可能なほど理解されにくい。

でも、やっぱり私が悪いわけではなかった。これは本当に大きな救いだった。

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