夫が書いてくれた手紙

つらい日々」で書いた通り、イギリスに帰ってきてからもずっと苦しんでいた。

最初は、一緒に泣いてくれたりした夫に感謝の気持ちがあったけれど、「大きな一歩」で書いた通り、夫の言動に引っかかるところがあって、だんだんと夫に対しても悲しみが湧いてきた。

正直なところを、夫に話してみた。私にひどいことをする人たちとにこやかに話をしていて、とても傷ついたと。私のためになにもしてくれなくて、一緒にいるはずなのに一人ぼっちでつらいと。

すると夫は、「実家に一緒に来てくれてよかったと言ってくれてたじゃないか」と言い返してきた。「あまり知らない義理の両親に、なにか言ったりできるわけがない」と。

なにかがおかしかった。

当時はなにがおかしいのかわからなかったけれど、今ならよくわかる。「あまり話したことがない相手だからなにも言わずに流す」というのは、受けた被害がどうでもいいもので、かつ相手が自分に関係のない通りすがりの人だった場合だ。自分の妻血縁痛めつけられていて、それでも「あまり相手を知らないから」となにもせずにいるというのはおかしい。

これがもし、「財布を盗まれた」という目に見える物理的な被害だったら、なにも言わずにヘラヘラしていたりなど絶対にしないはずだ。

典型的な、バーチャル人間だった。

それでも話し合いをすると、このときは理解してくれた。なにもできなかったことを謝ってくれて、親に抗議の手紙を書くと言ってくれた。英語だったけれど、読まれなかったとしても構わないと思った。誰かが私のためになにかをしてくれる、このことだけが生きようと思う力になった。

見せてくれた手紙の下書きには、祖母と一緒に過ごせることを楽しみにしていたのに、それを阻害され、好きなようにされたことに対する批判と、今後私に直接連絡をしてくることを禁止するという内容が書かれていた。

やっと、味方ができたような感じが少しだけ得られた。

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