夫の言動に傷つく日々

夫とのことも、もう大丈夫だと思っていたんだけど、次第にまたおかしくなり始めた。以前のような、私の夫に対するモラルハラスメントはなくなってたんだけど、今度は夫からの私に対する言動に、私が傷つくようになっていた。

なにかあるたびに、夫が私のことを虫けらのようにつけ離しているように感じ、気が狂うほどのショックを受けるようになっていたのだ。

例えば、日本語教授法のレポートや実習準備のために、2〜3か月ほど毎日ずっと座って作業をしていたときに、ぎっくり腰になったことがあった。私はそれまで体がおかしくなったことがなかったので、座り方や座る場所にもまったく無頓着だったんだけど、変なところに寝てたときに、風邪を引いて咳が出て、腰に激痛が走ったのだ。

ラクな体勢を探すけど、それすら痛くて動けなかった。しかも咳が止まらず、するたびに激痛が右の腰から膝に走る。咳をするたびに叫びながら動けないでいると、ようやく起きてきた夫が「大丈夫?」と背中に手を当ててきた。しかしそれすらも腰に響いて、咄嗟に「止めて!」と仕草で伝えると、不機嫌に出て行ってしまったのだ。

明らかに助けが必要なことが、わからない必要のないところで怒ってしまって、止められない。夫がシャワーを浴びて出てきても、私がうなってうずくまっていたので、恐る恐る声をかけてきた。それでやっと、様子がおかしいことが伝わった。どう考えても、おかしかった。

一度かと思ったけど、それが何度も続いた。話し合って、わかってもらえたと思っても、また何度もあった。私のモラルハラスメントがなくなって、もう大丈夫になったはずなのに。おかしい、おかしいと思った。

これはいったいなんなんだろうと、考えてみてもわからなかった。自分は確かに昔は悪かったけど、今はあのとき悪かったことも認識したし、学んで、直した。直っていないところもあるかもしれないけど、でも今起こることは、全部私が悪いわけではない。ちゃんと見てみて、理解してほしい。そう伝えるも、伝わったように見えても、いつも伝わらなかった。

これはのちに、「夫も毒親育ちだった」という衝撃の事実が判明して、理解が進むことになる。でも、このときはまだそんなことはわかっておらず、「夫は普通なはずなのに、普通にちゃんと話しても全然通じない、なんでこんなことが起こっているんだろう」と思っていた。

また、私がそんなにも傷つくのは「共依存」になっているからだとわかるんだけど、このときはまだまだそれもわかっていなかった。とにかく夫がまるで違う人みたいに、私のことをその辺の草木のようなどうでもいい存在として見ていると感じることが、つらかった。

自分は、この人の妻なのに。結婚して、一緒に住んで、愛情を示してくれて、大切にしてもらっているはずの人なのに。なんでそんな私のことをどうでもよく思えるのか、そういうことが言えるのか。悲鳴を上げるほど傷ついた。

ひとつひとつは、特にものすごくひどいことをされたわけではなかった。でも、夫は明らかにおかしかった。私も、「夫が自分のことを考えてくれていない」と感じるだけで、死ぬほどつらかった。かなり異常だった。そしてこれは、もっともっと異常になっていく。

このとき、私の中で変化が起こっていたんだと思う。自分の崩壊を経て、そこから時間が経って、その間に少しずつ少しずつ変化がじわじわ広がっていってたんだと思う。それで、前は大丈夫だったものが、どんどんだめになっていったわけだ。

以前にも、同じようなことを夫に言われたことがあるんだと思う。でも、以前はなんとも思わず、傷つかなかったのだ。それが、私が変わったことによって、同じことでも傷つくようになった。なにかがおかしいと感じるようになって、そしたら前と同じことでもダメージを受けることが出てくるようになったのだ。私は、確実に変わっていた。

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4件のコメント

  1. まさに、私でした。

    トライポフォビア、毒親、夫。
    ヒプノもカウンセリングもコーチングも心療内科で投薬も、やって、、。うつ、不安神経症の診断。

    夫に対して、
    とうとう、今まで我慢して合わせてた、冷たい言動に対して、何とか対応してたのに、急に無反応になり、最後は泣いて怒るようになった私。

    毒親は亡くなりました。死ぬ前に心理的に距離は置けてました。

    人との間に境界が引けてない私。

    子ども三人で夫が転勤続きで無職な私。
    これからどうしていけばいいかわかりません。
    でも、大丈夫。
    今までも何とかやってきたし。
    これから、じっくり読ませてもらって参考にさせてもらいます。
    ありがとうございます。

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    1. > 浅井さん

      読んでくださってありがとうございます。トライポフォビアもあるのですね。以前Twitterでアンケートを取ったところ、毒親育ちの人の半数がトライポフォビアでした。普通の人の中では三割と読んだことがあるので、やはり多いのでしょうね。「泣いて怒るようになった」というのはやっと感情が出るようになったのでしょうね。浅井さんの心の叫びが聞こえてくるようです。またカウンセリングの続きを書いていきます。

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      1. 返信ありがとうございます。
        泣いて怒る、で、事態が悪化してます。
        でも、、これも前進なんでしょうか。
        母に泣いて怒って、無視されののしられ、、。いつの間にか愛される為に感情を殺してしまってたのかもしれません。
        愛されたいから。愛されないと生きていけない、と思ったからか。
        これから、どうなるかはわからないけど、辛かった事は伝えて行こうと思います。例え、夫に愛されなくとも、たぶん私は大丈夫だから。母に愛されずともきちんと大人になり、子を持ち、人にそれほど迷惑をかけず生きてきたんだから。
        これからは、夫に愛される努力、はやめて他の事にエネルギーを使います。
        私自身に。

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      2. > 浅井さん

        お母さんに泣いて怒られ嫌な思いをされたことで、同じことをするのに抵抗もあるのかもしれませんね。私の場合はそういう理由もあって、自分の感情を認めて出すことに最初は抵抗がありました。でも人間って感情でできているんですよね。だからそれを否定したり押し込めていると生きられないというか。人に迷惑をかけてもいい、ご自分のために人生を生きられるといいですね。私も今少しずつそこへ進んでいます。

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