SAGB

最初の気づきの1年くらい前だろうか、初めてスピリチュアルリーディングというものに行ってみた。きっかけは別に毒親の問題とは関係なくて、当時お世話になっていた美容師さんから聞いて興味がわき、行ってみたのだ。

イギリスにはSAGB(Spiritual Association Great Britain)という協会があって、そこでSitting(面談)をすることができた。当時、30分で、35ポンド。Medium(霊媒師)の人が見えることをばーーーっと話してきて、それを聞いてるだけなんだけど、最後に1〜2つ質問もできる。美容師さんの話では、「占いではない」というのが信条のため、「将来を見てほしい」とか言うと断られるということだった。

当時、ちょうど夢に少し前に亡くなった祖父が二度も出てきたので、それが気になり、行ってみた。そのときは特にびっくりすることはなかったんだけど、亡くなった祖父たちの特徴などを当てられた。曾祖母と、祖父たちが、私をいつも見守ってくれていると言われ、もともと家の仏壇に毎晩手を合わせて寝るような習慣がある田舎で育った私としては、先祖に感謝し見守ってもらうという考えがしっくりきたし、国関係なく「先祖に見守られている」という文化があることに、とても興味を覚えた。

それ以降も何度か行ったことがあったんだけど、親について聞いてみると、全員が「しょうがない」というような回答だった。これにはびっくりした。

「私は親とうまくいってないんですが、どうしたらいいですか」などと聞くんだけど、普通だったら「そのうち子供を持てば、親の気持ちがわかるようになる」だとか、「あなたも大人になって、親の言うことを聞いてやりなさい」だとか言われるものだと思う。

でもここの人たちは、

「親は全く違う人種で、お互いに理解ができない」
「話をすると、すべて悪い方向に出るし、いつも緊張感がある」
「今までもずっとこうだったし、それはしょうがない。心配しなくていい
「お母さんは全く違う人間だから、あなたが従うことはないし、そこにはまることはできない」
あなたはあなたで幸せに生きて、親は親で幸せに生きているからいい」

というような回答。「親」と言ったのに、勝手に「お母さんは」で回答してきて、母親のことだというのがバレていたのもドキっとした。

日本と違ってイギリスは個人主義と言われるのは、こういうところなのかと思った。親は親、子供は子供。それぞれ人間であり、それぞれの人生がある。なにかが希薄な感じもするけど、今ではこれが本来の人間の姿なのかなと思うようになった。また別に書くけれど、日本の制度は今日本にあるいろいろな問題を引き起こしている。

テレビなどで見たスピリチュアル関係はかなり特殊な感じに見えたものの、イギリスではこんなに普通に行けて(日本ではなぜか同じ協会のSittingも2万円くらいした)、語学学校みたいなところにあって、特別なおどろおどろしい感じもなく、普通の人たちが普通にスーツを着て、机と椅子があるだけのところで、三者面談みたいな面談をやっていて。それからは、スピリチュアル関係に抵抗がなくなった。

そうするとなぜか、そういうものを利用している人たちと出会うことが多くなり、いろいろな情報をもらうことができた。個人でやっている人の話だったり、おもしろい本だったり。それが次にもつながっていった。そうして、人間の表面だけではない、精神面のことに興味を持つようになっていった。

ただSAGBでは一人だけひどい人がいて、すごくいいという話をネットで見て、わざわざその人が来るときに合わせて予約して行ってみたんだけど、香水プンプンでG&Bのメガネをかけ、「ご主人は君を愛している」「君は若くて美しい女性だ」「自信を持って」を連呼された。私が「自信がない」人間だということはわかったみたいだけど、その理由が勝手に「夫の浮気を恐れている」になっていた。このときはもう、返金を請求しようかと思った。

そういう人もいたけれど、SAGBでのSittingは、私をラクにしてくれるような考え方との初めての出会いであり、その後の自分という人間に関する探求と、人間の心理や精神に関する勉強の幕開けとなっていった。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください